“口臭”と一言に言っても、その原因や程度はさまざまです。複雑な現代社会においては、感受性の高い方が“口臭”を気にする余り、自信喪失に陥り深い心の傷を作ってしまうことも少なくありません。必要以上に気にすることもありませんが、自分の口臭を時々客観的にチェックし予防することは、快適なコミュニケーションや感動的な恋愛を継続するために不可欠なマナーの一つです。




口臭の原因


■失礼ですがおいくつですか?

のっけから誠に失礼致しました。といいますのも...年齢を重ねると体臭だけでなく、お口の臭いもきつくなる傾向があります。特に中年以降はその傾向が強く、エチケットとして注意が必要です。臭いの原因としては、身体(体質)の変化も考えられますが、この時期は中等度以上の歯周病を発症している確率も高く、歯科医による検査とプロフェッショナルによる清掃や治療を受けて頂くようお勧め致します。自己管理による清掃では、歯ブラシだけでなく歯間ブラシや糸ようじなどの補助清掃用具を併用して隅々まできれいにして下さい。

■入れ歯ではありませんか?

入れ歯に使っている樹脂(プラスティック)は、水分を吸収する性質があります、この時汚れも一緒に吸着するため、日頃からお手入れ(洗浄)をしっかりしておかないと、すぐに(かなり)不潔に成ります。不潔な入れ歯には、多数の細菌が繁殖するのですが、中でもカンジダ菌という細菌が増殖し、この菌が肺に入ってしまうと肺炎に罹ってしまいます。肺炎にならないまでも、不潔な入れ歯はきつい口臭の発生源になりますから、毎食後入れ歯ブラシ(歯ブラシ)できっちり洗浄し、時には入れ歯洗浄剤を使って消毒して下さい。(食器用漂白剤での殺菌でも可)また、唾液(ツバ)の出が悪い方は、お口の湿潤剤(歯科医院で購入可)でお口の乾燥を防ぐようにして下さい。






■口臭テストでは臭わないのに日頃から口臭が気になるあなたへ。

職場や私生活で強いストレスを受けておられませんか?閉経期にあって、精神的に不安定またはかなり落ち込んでおいででは?今回行ったテストは、簡単ではありますが自分の口臭をかなり客観的に判断することが可能です。その結果、きつい口臭が認められなかったのですから、どうぞご安心下さい。ただ、季節や時間など条件が変化すると口臭も変化しますから、気になるときは口臭測定を(朝・昼・夜に)何度か行って下さい。測定回数を増やすうちに、より信頼できる結果を得ることが出来ます。その結果、明らかに不快な口臭が認められないにもかかわらず、常に自分の口臭が気になるとおっしゃる方は、何か人には言えない悩みを持っていないか?(大切な人に口が臭いと言われ傷付いた等も)お心当たりを探って見て下さい。そして、その問題を解決するよう努力して下さいね。それでも気になる方は、“会話の時風上に座らない(立たない)”、“相手の30センチ以内に顔を近づけない”、“口の中が乾燥しないように気を付ける”等の注意をして下さい。

■相手に口臭を気付かせない極意!

その壱、会話の時、風上に座らない(立たない)
その弐、相手の30センチ以内に顔を近づけない
その参、口の中が乾燥しないように気を付ける(お口の湿潤剤、水を利用)(ただし、砂糖入りの水分は逆効果なので避けること)

■まとめ

口臭は、お口の乾燥、悪玉菌の増殖、身体の抵抗力の低下、歯並びの乱れや虫歯などの局所原因が複雑に絡み合って発生致します。従って、同じ人でも口臭がきつくなったり弱まったりします。でも、口臭測定の結果“我慢の限界”を越える程の強い口臭を感じた方は、一度歯科を受診し、原因の解明と治療に取りかかって頂くようお勧めします。口臭によるコミュニケーションの喪失は、公私ともに被害が甚大であるとご認識下さい。(ただし“無臭”に固執する必要は有りません)